研究内容
科学技術では,異分野で独自に考案された方法論が,実は様々な分野に共通する要素を潜在的に含んでいることが多々あります。その際,異分野間では,数理科学が情報交換を行なうための唯一の共通言語となるでしょう。コンピュータを用いた数値計算を前提とした数理科学が本研究室の研究テーマであり,極めて新しい研究分野ですので短期間で専門家になることが出来ます。例えば,研究を始めて2年しか経たない大学院生が海外で開催された国際会議で研究発表してきたくらいです。
現在行っている研究テーマを大きく分けると,次の3つに分類することが出来ます。
- 数値解析学
- 有限要素法を用いた特異摂動問題の数値解法
- 境界要素法に於ける非適合要素の開発
- 境界適合型曲線座標系を用いた自動要素分割法の開発
- 有限要素法,境界要素法,差分法の工学的応用
- 離散変分法による保存型差分スキームの開発
- 同次・非同次混成問題の高精度数値解法の開発
- プラズマ核融合工学
- 低アスペクト比トロイダル・プラズマのMHD平衡解析
- ヘリシティ注入型スフェロマックのMHD平衡と安定に関する数値的研究
- 超伝導工学
- 強制冷却型超伝導マグネットの過渡的安定性シミュレーション
- 高温超伝導体の磁気シールド解析
- 高温超伝導磁気浮上システムのシミュレーション
関連学会
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